ピクチャ関係の機能をイベント変換ツールに追加しました。「ピクチャの表示、ピクチャの移動、ピクチャの色調変更、ピクチャの消去」の4種です。
テキストの解析部分を変更し、変換イベントを追加しやすくしました。入れ子になるであろう条件分岐や選択肢で大きく修正が入りそうですが、一旦このまま突き進みます。
※ ARPGプラグインセットを解析した記事もあります。
「攻撃範囲の変更」「剣振りアニメ解析」「ブーメラン」とか、よろしく。
目次
●バージョン0.02
・イベント変換ツール
左側のテキストエリアにスクリプトを書き、変換ボタンを押すと右側のテキストエリアにコモンイベント置き換え用のJSONが出力されます。
・対応済みイベント
- 文字の表示
- 注釈
- ウエイト
- ピクチャの表示
- ピクチャの移動
- ピクチャの色調変更
- ピクチャの消去
・ツクールへの適用方法
▼コモンイベントの場合
data/CommonEvents.jsonを開き、該当するIDの行と差し替えます。最後のカンマは付いてないので注意してください。
▼マップイベントの場合
data/Map***.jsonを開き、該当する行のlist:[…]を置き換え用JSON内にあるlist:[…]と差し替えます。
カンマ漏れやコピペミスをしたりするとエラーとなり、プロジェクトが閉じられます。jsonファイルを戻して開き直せば復活しますので慌てなくても大丈夫です。
※発生した問題に責任は持てません。
試す場合は該当するjsonだけでなく、プロジェクト全体をバックアップしてからご使用ください。
●追加した機能
・picDef
ピクチャ関係の処理でデフォルトとして扱う値を事前登録します。
▼パラメータ なし
▼ブロック
省略、順不同、1つだけでも指定可能です。
【pos 位置原点,X,Y】
位置原点 | ピクチャ配置の原点を以下から選択して指定します。 「左上」 「中央」 |
X | ピクチャの原点からの相対X位置を-9999~9999の範囲から選びます。※変数は未対応 |
Y | ピクチャの原点からの相対Y位置を-9999~9999の範囲から選びます。※変数は未対応 |
【scale 幅拡大率,高さ拡大率】
幅拡大率 | ピクチャの幅の拡大率を-2000~2000の範囲から選びます。 |
高さ拡大率 | ピクチャの高さの拡大率を-2000~2000の範囲から選びます。 |
【alpha 不透明度】
不透明度 | ピクチャの不透明度を0~255の範囲から選びます。 |
【blend 合成方法】
合成方法 | ピクチャの合成方法を以下から選択して指定します。 「通常」 「加算」 「乗算」 「スクリーン」 |
・pic
ピクチャを表示します。
▼パラメータ 書式:【ピクチャ番号,画像】
ピクチャ番号 | ピクチャの配置先番号を1~100の範囲から選びます。 |
画像 | ピクチャとして扱う画像ファイル名を指定します。(拡張子抜き) |
▼ブロック
省略、順不同、1つだけでも指定可能です。
【pos 位置原点,X,Y】
位置原点 | ピクチャ配置の原点を以下から選択して指定します。 「左上」 「中央」 |
X | ピクチャの原点からの相対X位置を-9999~9999の範囲から選びます。※変数は未対応 |
Y | ピクチャの原点からの相対Y位置を-9999~9999の範囲から選びます。※変数は未対応 |
【scale 幅拡大率,高さ拡大率】
幅拡大率 | ピクチャの幅の拡大率を-2000~2000の範囲から選びます。 |
高さ拡大率 | ピクチャの高さの拡大率を-2000~2000の範囲から選びます。 |
【alpha 不透明度】
不透明度 | ピクチャの不透明度を0~255の範囲から選びます。 |
【blend 合成方法】
合成方法 | ピクチャの合成方法を以下から選択して指定します。 「通常」 「加算」 「乗算」 「スクリーン」 |
・picMove
ピクチャの位置、不透明度を変化させます。
▼パラメータ 書式:【ピクチャ番号,イージング,かけるフレーム,完了までウエイト】
ピクチャ番号 | ピクチャの配置先番号を1~100の範囲から選びます。 |
イージング | 変化速度のタイプを以下から選択して指定します。 「一定速度」 「ゆっくり始まる」 「ゆっくり終わる」 「ゆっくり始まってゆっくり終わる」 |
かけるフレーム | 変化にかける時間をフレームで1~999の範囲から選びます。 |
完了までウエイト | 完了までウエイトする場合は「wait」と記述します。 それ以外だった場合、変化完了を待たずに次のイベントに進みます。 |
▼ブロック
省略、順不同、1つだけでも指定可能です。
【pos 位置原点,X,Y】
位置原点 | ピクチャ配置の原点を「左上」「中央」から選択して指定します。 |
X | ピクチャの原点からの相対X位置を-9999~9999の範囲から選びます。※変数は未対応 |
Y | ピクチャの原点からの相対Y位置を-9999~9999の範囲から選びます。※変数は未対応 |
【scale 幅拡大率,高さ拡大率】
幅拡大率 | ピクチャの幅の拡大率を-2000~2000の範囲から選びます。 |
高さ拡大率 | ピクチャの高さの拡大率を-2000~2000の範囲から選びます。 |
【alpha 不透明度】
不透明度 | ピクチャの不透明度を0~255の範囲から選びます。 |
【blend 合成方法】
合成方法 | ピクチャの合成方法を以下から選択して指定します。 「通常」 「加算」 「乗算」 「スクリーン」 |
・picTone
ピクチャの色調を変化させます。
▼パラメータ 書式:【ピクチャ番号,色調,かけるフレーム,完了までウエイト】
ピクチャ番号 | ピクチャの配置先番号を1~100の範囲から選びます。 |
色調 | 「R:G:B:グレー」の順で各値を-255~255の範囲から選びます。 また、プリセットを指定して選ぶことも可能です。 「通常」 「ダーク」 「セピア」 「夕暮れ」 「夜」 |
かけるフレーム | 変化にかける時間をフレームで1~999の範囲から選びます。 |
完了までウエイト | 完了までウエイトする場合は「wait」と記述します。 それ以外だった場合、変化完了を待たずに次のイベントに進みます。 |
▼ブロック なし
・picClear
ピクチャを消去します。
▼パラメータ 書式【ピクチャ番号】
ピクチャ番号 | ピクチャの配置先番号を1~100の範囲から選びます。 |
イージング | 変化速度のタイプを以下から選択して指定します。 「一定速度」 「ゆっくり始まる」 「ゆっくり終わる」 「ゆっくり始まってゆっくり終わる」 |
かけるフレーム | 変化にかける時間をフレームで1~999の範囲から選びます。 |
完了までウエイト | 完了までウエイトする場合は「wait」と記述します。 それ以外だった場合、変化完了を待たずに次のイベントに進みます。 |
▼ブロック なし
●まとめ
イベント変換ツールにピクチャ関係の機能を追加しました。
対応イベントは「ピクチャの表示、ピクチャの移動、ピクチャの色調変更、ピクチャの消去」の4種。回転はあまり使い勝手がよくないので今回はスキップしました。何度も回転したり、指定角度で止めたりを期待したのですが、1回転固定で速度指定しか無いというのはどのような用途を想定されてるんですかね?
次は画面演出関係、「シェイク、フラッシュ、色調補正」を追加する予定です。
コメント